今日で4月も終わりだが、突然、女友達のSが電話をかけてきて、チワワを買いたいけど、いろいろ教えて欲しいという。
うちのチワワは今年で9歳。人間にすると、もういいオヤジなのだが、このところずいぶんほったらかしていたので、あらためていろいろ聞かれると困った。
「耳とか掃除するの?」
「ウチはしてないけど……」
「毛はやっぱりブラシかけたり?
「してないけど……」
「体はどのくらいのペースで洗うの?」
「ぜんぜん……」
そういう感じ。なんかいい怪訝な飼い主で、われながら、我が犬が可哀想になってきた。
「予防摂取とかするんでしょ?」
「もう5年くらいしてない……」
「えええ!」
「面倒臭くて忘れてた……(今度、行こうかな)。でも、あれってホントに毎年やらなきゃいけないんだろーか?」
「…………」
なんかゼンゼン、サンコーになってない?
でも、このところ芝居で忙しくゼンゼンかまってやれなかった。悪かった。と、じっくり眺めて、「こいつ、ここにいるんだな」と思ったら、なんだか不思議な気がして、愛おしくなってきたのだった。
ホントに不思議なもので、かまってやらないけど、頑丈にもよく育ってくれたなあ〜、とつくづく感謝。ノドの下をクチャクチャとあきるほど撫でてやったのだった。
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