老婆:音楽がやんだわ。中休みの時刻だわ……。静かだこと……。

詩人:ほんとうに静かだ……。

老婆:何を考えていらっしゃるの……?

詩人:いやね、今、ボクは妙なことを考えた……。もし今、ボクがあなたとお別れをしても、百年……、そう、おそらく百年とはたたないうちに、またどこかで会うような気がした……。