影:ねえ、あたしのこと、どれほど知ってる?

アキヨシ:ええ?(ギリギリギリ)

影:あの指輪、取れないって、あたし言ったね。

アキヨシ:かじかのですか。

影:あれ、本当はすぐに取れたの(と、指輪のない手を見せる)。

アキヨシ:嘘の誓いだからでしょ(ギリギリギリ)。

影:ううん、はんぶん本気。

アキヨシ:(手を止め)そんな嫌な女ぶって、僕の気を冷めさせようったってダメです(と、またギリギリギリ)。