ガワア マリーナは、 こうして悪所を抜け出して、 真っ当な家に身を寄せました。 歌えば忘れられぬ美しさ。 そこで良家の娘さんらは争って、 「どうか私を弟子にして、お礼はたくさんいたします」 ところがわれらが姫様は、それを全部あの、 浅ましい女将に与えてしまうのでした。