トム:と、いきなり姉の手が私の肩に触れる。私は振り返って、姉の目を見る――、ああ、ローラ、ローラ、私は君をきっぱり捨てようとした。捨てるつもりだった。なのに、私にはどうしてもできないんだ! ……煙草を探す。通りを渡り、映画か、バーへ飛び込む。酒を飲んで、誰でもいい、隣の奴に話し掛ける――なんでもいい、なんでもいいんだ、あなたの、そのろうそくを吹き消せるなら!