アマンダ:ああ、私には、暗い未来がはっきりと見える、目と鼻の先にぶら下がっているようよ、ぞっとするわ! あなたはますますお父さんを思い出させるし(と座って)、あの人は、いつも家にいなくて、ろくに話もしてくれなくて、そうして、出ていった! さようならって! あとの苦労は全部こっちに押しつけて……。


アマンダ;見たわ、あなたの、船員組合からの手紙……。わかってるわ、あなたの夢くらい。いいのよ、それならそれで、したいようになさい。でもね、あなたの代わりがみつかってからにしてちょうだい。

トム:どういう意味?


トム:僕になにができるって言うんだよ?

アマンダ:自分勝手をやめなさい! 自分、自分、自分、あなたの考えるのはそれだけでしょ!