トム:かあさん! かあさんは僕があの倉庫を気に入ってるとでも思ってるの? コンチネンタル・シューズに惚れてるとでも? 人生の五十五年間を、あんな……セロテックス張りの……蛍光灯の……穴倉ですごしたがってるとでも?
トム:ああ、いっそ誰かが金てこ振り上げて、この脳みそを叩き割ってくれたほうがマシだ……それでも僕は、出かける! 毎朝、出かけるんだ! 月六十五ドルのために、なにもかも、やりたいことも、なりたいことも永遠にあきらめて!