マリア:愛してるんです。

ダーク:誰を?

マリア:先生、あなたを。

ダーク:わたしを?

マリア:そうです。

ダーク:誰が?

マリア:わたしが。

ダーク:きみがわたしを!?

マリア:だからって、愛してくれとは云いません。いいんです。娼婦かなにかのように思っていただいて。だから、だから、わたしを……!

ダーク:よせ、やめたまえ。(と、逃げる)

マリア:先生!

ダーク:今夜はなんて夜だろう! 月の軌道でも狂ったのか、いったい誰のせいなのか、誰も彼もが、みんなおかしい!