女たち :(男声で)約束にまちがいはないでしょうね……。

女たちはもはや「女」ではない。その証拠に、青年とおなじように、後戻りできなくなってしまった男の姿だ。ついに本性が現れたのだ。かつて、理想の「女」を求めて破れていった男たちなのだ……。
ためらう青年、その背後、それぞれのベンチの上に女たち3人。

老婆:約束って……?
女たち :百日目の約束です……。
老婆:そりゃあ、ああまで申しましたものを……。