ペリクリーズ
さあ、言ってくれ、母の名を?
もうそれだけで十分だ。

マリーナ
そのまえに、どうかあなた様のお名前を。

ペリクリーズ
私は、ツロのペリクリーズだ。
さあ、教えてくれ、わたしの妻の名を。

ペリクリーズ
さあ、ここまでのおまえは完璧だった、
まるで神様のようにな。

マリーナ
あなたの娘になるためには、
ただこう言えばいいのでしょう。
わたしの母の名は、セーザ。