貴族たち ああ、ヘリケイナス様!
ヘリケイナス 断る! 名誉にかけて! ――よいか、耐えるのだ。 ペリクリーズ様を愛しているなら耐えるのだ。 おまえたちの申し出を聞くことは、 この身をやすらぎのない苦しみの海に投げることだ。 せめてあと十二か月、王の不在を耐えてくれ。 それでもお戻りにならぬ時は、 この老骨に鞭打ってでも、お前たちの望みを汲もう。