1幕1場

ペリクリーズ
見ろ、まるで春のようだ。なんというたおやかさ。
おお神々よ、われを男になしたまえ。
愛に揉まれて燃えさかるこの胸の炎よ。
さあ、あの天上の果実を味わえるか、
さもなくば、冒険のうちに死するかだ。

大王
ペリクリーズよ――

ペリクリーズ
どうか息子とお呼びくださるよう。

大王
貴様の前にあるのは禁断の楽園だ。