フェアプレイって何だ!?

国際試合では、対戦両国の旗に続いて黄色い旗が入場する。
FIFAの「フェアプレイ」の旗だ。
前回のフランス大会もそうだったが、FIFAはこの大会後最も
フェアプレイに溢れたとみなす国を褒め称えるだろう。

フェアプレイって何だ?
選手はピッチで勝利を求め闘う。
駆け引きや狡猾や傲慢や憤怒やありとあらゆる感情が行き交うだろう、
ゲームの中を、22名の選手は勝利を求めて戦う。
その闘いにおいてフェア=公正であれというのなら、
最もフェアでなければならないのは断然レフェリーであるはずだ。
毅然として。

韓国は凄い試合をした。
その快挙に拍手を送りたい。
日本が今後4年間仰ぎ見る世界は今だ隣りにいる。
しかし、昨日の試合でレフェリーが毅然と、厳然とフェアーで
あったか?
どうしてもそうは思えない。
巷間伝え聞くような、人為的な操作があったとは思いたくない。
しかしイタリアチームは、エクアドル人レフェリーに敵意以外の
ものを持ち合わせず、全く信頼感を失っていた。
レフェリーは韓国人サポーターの大歓声に舞いあがってしまったのか?

ホームタウンディシジョンが多少入る余地は仕方がないとしても、
決勝トーナメントで採用される主審は、グループリーグの仕事から
判断される、選ばれた審判である。
ならば、そのクオリティには責任を持っていただきたい。
それはワールドカップのクオリティそのものとなるのだから。


2002/06/19
From:甲斐智堯

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