「204位」

2002FIFA WORLDCUP KOREA/JAPANを終えて、最新のFIFAランキングが明日3日発表されるらしい。どうやらブラジルがフランスを抜いて1位に返り咲くことが濃厚らしい。
決勝トーナメント進出の日本のランクも、強豪国を破って大躍進韓国のランクも注目だ。

決勝戦の行なわれた30日にはブータンで、「ブータン対モンセラット(メディアによっては表記は「モントセラト」)のFIFA公認試合が行なわれた。
これはFIFAランク202位のブータンと同203位の「最下位決定戦」として話題になった。
なかなかに微笑ましくて、結果の気になる試合だった(試合は4-0でブータンの圧勝)。
何しろFIFAランク32位の日本だって、Jリーグが始まるホンの9年前はランクこそ43位だが、一体どこの国際大会で勝てる実力があったというのか。

サッカー好きとして何とも幸せな状況がやって来たものだと思う。

実は先の「最下位決定戦」、厳密には最下位を決定しない。現在FIFA加盟国は204国であり、202位と203位の試合で決まるのはブービーとそのひとつ上の国のはずだ。
しかし現状のFIFAランクを見ても203位までしか載っていない。

ランクから漏れている204番目の国は「アフガニスタン」である。
同国はAFC(アジアサッカー協会)加盟以来、内戦状態の為国際Aマッチを1試合も行なっておらず、ランキング裁定が出来ないのだ。

アフガニスタンにも当然サッカー好きな人々が多数いるだろう。
彼らはこのW杯を見ることが出来たのだろうか?
そして何を思ったろうか?

ソースはこちら。
  ↓
http://www.fifaworldranking.com/wrnew.html


2002/06/18
From:甲斐智堯

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