|
THE BOOMノ新譜ヲ聞ク。
ある種の成熟さとともに、アコースティックに回帰している感じ。青春はどんどん遠くなっていくのだなー。それもまたよし、か。
こんな詩があります。
年をとる、それは青春を
歳月の中で組織することだ
ってね。なんか、これってすごく励まされる。
つまり、あの日、若いって思いながらも、ホントだって感じた何かを、捨てる必要はないんだって、思わせてくれるジャン。
サッカー選手の熱さに、心を寄せるのも、かれらに重ねるオノレらの青春があるからなんだよね。
年をとる、それは青春を
歳月の中で組織することだ
著作権なんかないんで、何回でも引用するぞ!
村上の春樹さんの「ダンス・ダンス・ダンス」の冒頭だけ、ひさしぶりに読んだ。ボクは、忘れていたんだけど、ここにある、ネコの死骸を捨てに行くくだりが好きだ。
気になったのは、その埋葬のドライブの中で、主人公があらゆるアメリカ=イギリスのポップスの、「くだらない」という曲を洗いざらい思い出して、吐き捨てているコト。けっこう膨大だよ。――フリートウッド・マック、アバ、メリサ・マンチェスター、ビージーズ、KCアンド・ザ・サンシャインバンド、ドナ・サマー、イーグルズ、ボストン、コモドアズ、ジョン・デンヴァー、シカゴ、ケニー・ロギンズ、(ほとんど知らないなー)……ナンシー・シナトラ、モンキーズ、トリニ・ロペス、パット・ブーン、フェビアン、ボビー・ライデル、アネット、ハーマンズ・ハーミッツ。(知らないよ。これは作者の世代の青春だ!)……ハニカムズ、デイブ・クラーク・ファイブ、ジェリーとペースメーカーズ、フレディーとドリーマーズ、(きりがない。打つのも大変だよ!)……あの偽善的なサイモンとガーファンクル、神経症的なジャクソン・ファイブ……。
ふう……。
そこで、だ、主人公は、ふとラジオから流れた、「ブラウン・シュガー」に耳を傾けるのだった。「僕は思わず微笑んだ。素敵な曲だった。『まともだ』と僕は思った」
「ブラウン・シュガー」か。
う〜ん。ステキだけど。なんで、「ジャンピングジャックフラッシュ」じゃないのかな。……というコトが世代差なのかな。
とにかく、ここで、作者は「青春を歳月の中で組織している」のだ。
さあて、ボクは、と思う。
これから、ズリ落ちてゆく年輪の中で、どんな曲を切り捨てて、どんな曲を「まともだ」と思うのか?
宮沢和史に関して言えば、「中央線」「虹が出たなら」「島唄」は変わらないかもしれない。(それは、しかし、アッコちゃんのおかげかも。編曲は作品を古典化させるから。)
さだまさしの幾つかの楽曲も、きっと秘かに心の中に残っていくだろう。今の彼でなく、70年代の、ね。
年をとる、それは青春を
歳月の中で組織することだ
青春を、歳月の中で、組織するために。
そのために生きて行こう。
そう、思うンだ。
ぜったいに、そうでなくっちゃ、ダメなんだ!
ってサ――。
|