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| ■女の子:しるしを残してってよ。たったひとつでいいからさ。どうやってあなたを見つけたらいいのか教えて。 男の子:僕はいつだって君を愛しているよ。 女の子:あたしはいちばん悲しいものになるでしょう。それであなたはあたしがわかるはずでしょう。「青い鳥」より……12.29 |
| ■斬るなら斬ってごらんなさいな。男に女が殺せるなら、お天道さんの隣に月が出ますよ。刃物三昧で女が殺せるなら、鳥が泳いで、魚が空を飛びますよ。……あ!「桜ふぶき日本の心中」より……12.29 |
| ■あたし、今、廊下に血をこぼしちゃったの……まるで季節はずれのひな祭りね、ここ五年、もうなくなってたのに、あの水飲み男にシャツひっちゃぶかれてから、狂い咲きのように始まったのよ。ああ、そこいらの男の子と死ぬの生きるのってジタバタしたいなあ。「少女仮面」より……12.22 |
| ■そうだよ……。私は帰ってきた……。ここがどこなのか、ほとんどよくわからないがそれでも私は帰ってきた……。もういいよ、お前さん……迎えにこなくても……。まちがいなく私は、帰りつくべきところに、帰りついたんだ……。「もーいいかい・まーだだよ」より……12.15 |
| ■遠くから、一番遠くから見て、確かな一編の物語、一字、一句、ゆるぐことなく整った、確かな言葉に…… さもなくば……「A・R―芥川龍之介素描」より……12.08 |
| ■あたし、あの人が好き! 前よりもずっと好き! 短編の題材……。でも好きなのよ! どうしようなく好きなのよ! 死ぬほど好きなのよ! 昔はよかったわね、コースチャ、覚えてる? のどかで、あたたかで、楽しくって、無邪気だった、わたしたちの人生。やさしい、あでやかな花のような感受性……。覚えてる?「かもめ」より……12.02 |
| ■その通り。どこまで行っても、この世とおなじ地獄なのだ。四方いずれも敵ばかりなのだ。「清経」より……11.26 |
| ■心配することがあるとしたって、幽霊が出やしないかってことだけだろ! 男をつかめ! そうすりゃ夜中に幽霊を恐がる心配なんかしなくなるンだ。「夜打つ太鼓」より……11.21 |
| ■とるに足らないと思っていたバカげたことが、突然、重大ごとに変わってしまう。どうしてそうなるのか、ぜんぜんわからないよ!「三人姉妹」より……11.18 |
| ■ぼくは月へは行かなかった、もっと遠いところへ行ったんだ……。だって時間という距離ほど遠い隔たりはないじゃないか……「ガラスの動物園」より……11.11 |