2001年「利賀演出家コンクール出品作品」
『LABO!版卒塔婆小町』

ごあいさつ

「永遠なるもの」を探究するコト。それが「女の肉体」に宿るのか、「男の観念」にきらめくのか、そこがこのドラマの結節点でありますが、いずれにせよ、今や全地球を覆い尽そうとしている、世俗的な欲望の網の目をぬって、「永遠なるもの」の場所を押し開くコト。今回もまたそれがボクらの仕事でした。
《死後の世界に対する希望と恐怖がなくなれば、あるいは精神が身体とともに消滅するということになれば、神=自然の要請を外的なものとしてしか受け止められない「俗悪な」私たちは、その生来の弱さから、すべて官能欲に身をまかせ、自分自身にではなく運命に服従する世界に生きることになるでしょう――スピノザ『エチカ』第5部定理41備考より》


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